バトル・ニュース

2013/06/04


 いま全日本プロレスに騒動がくすぶっている。新オーナーとなった白石氏の“方針”と武藤選手の考え方が違うという。これは今に始まったことではない。俺のいた新日本プロレスにも、あったことだし、これはある意味では仕方ないことだ。フロントというか経営者側は、あくまでもビジネスとして金が稼げることを優先するよ。
 一方、選手というか現場サイドは、あくまでも試合を盛り上げるためのインサイドワークをつかう。出来ることもば不可能なこともある。これは当然だろう。俺から言わせれば、だからプロレスは面白いし、やりがいのあるものなんだ。

 この対立騒動が分裂→選手の離脱に発展するかどうかは、わからない。武藤敬司という男、決して争いを好む男ではない。それだけ責任を人一倍感じる男でもある。選手を守る側に回るのは当然といえるが、一方の白石オーナーという人が、どんな“奥の手”をもつ人か、俺にはわからないだけに予測がつかないのだ。
 全日プロには俺と関わりをもっている選手もいるが、どうかハシゴを外された屋根の上に残されることのない様に頼みたいところだ。

 この騒動が、双方の話し合いで鎮火すれば、言うことはないが、ここで特にお願いしたいのは、双方が内部からのバク露をしないことだ。
 火ダネはしばらくくすぶり続けるし、そこを狙うマスコミもいる。くれぐれも鎮火後の内部調整をしてほしい。まだまだ武藤が全日本でやることはいっぱいあるはず。巻けるな、天才・敬司!